エプソンのプリンターで白紙のまま出てきて印刷できない場合の対処方法

エプソンのプリンターで、白紙のまま出てきて印刷できない場合の対処方法をまとめました。

「白紙のまま出てくる」という症状は、状況によって原因が異なるため、対処方法もそれぞれです。

白紙のまま出てくる症状(具体例)

【具体例①】印刷の動作はしているのに何も印刷されず出てくる（エラー表示なし）
【具体例②】印刷動作が行われずに、用紙がそのまま出てくる（エラー表示あり）
【具体例③】「用紙サイズ（または用紙種類）がプリンター本体の設定と異なっています」のエラーが出て、印刷されずに白紙のまま出てくる

この記事では、「白紙のまま出てきて印刷ができない」という症状の原因と対処方法を解説します。

目次から、知りたい情報のところにジャンプしてご覧ください。

印刷の動作はしているのに何も印刷されずに白紙のまま出てくる（エラー表示なし）

印刷の動作はしているのに何も印刷されず、エラー表示もされずに白紙のまま出てくる現象は、ノズル（インクの噴き出し口）が詰まっている可能性があります。

対処方法

ノズルパターンを印刷して、線が途切れてる箇所がないか確認を行います。

1箇所でも線の途切れがあればノズルが目詰まりしているので、ヘッドクリーニングを実行します。

引用元：epson.jp

※ノズルチェックパターンの色の数と並び順は、プリンターによって異なります。

ヘッドクリーニングが終わったら、再びノズルチェックパターンを印刷して線が途切れてる箇所がないか確認を行います。

線の途切れがあるようなら再びヘッドクリーニングを実行し、ヘッドクリーニングが終わったら再びノズルチェックパターンを印刷して、線が途切れてる箇所がないか確認します。

つまり、ヘッドクリーニング→ズルチェックパターンを印刷して線が途切れてる箇所がないか確認する作業を繰り返すということですね。

ヘッドクリーニングはインクを消費するので、できれば何度も行いたくはない機能です。

プリンターによってヘッドクリーニングの回数の目安が異なります。

各プリンターの目安回数は、エプソンのよくある質問FAQ「ヘッドクリーニングを行った後もノズルチェックパターンが正常に印刷されません」に記載されているので、確認してみてくださいね。

印刷動作が行われずに用紙がそのまま出てくる（エラー表示あり）

印刷動作が行われずに用紙がそのまま出てきて、用紙切れのメッセージや紙詰まりのメッセージが表示される
印刷動作が行われずに用紙がそのまま出てきて、用紙ランプが点灯する

印刷動作が行われずに用紙がそのまま出てくる症状は、大半はプリンター本体の給紙ローラーが汚れていることが原因です。

プリンターの給紙ローラーを清掃して汚れを取り除くと改善することが多いです。

給紙ローラーに細かいゴミが付着すると摩擦が起きにくくなるので、用紙が滑ってしまい、正常な紙送りができなくなります。

この症状は、ハガキの印刷を繰り返しているときに発生しやすくなります。

ハガキには微小ながら紙粉がついている場合があり、この紙粉がハガキや用紙を給紙するときにプリンターの給紙ローラーに付着して、給紙が正常にできなくなっている可能性があります。
ハガキをセットし直しても給紙ができない場合には、普通紙またはクリーニングシートを利用して給紙ローラーのクリーニングを行ってください。
また、前面用紙カセットに用紙をセットする機種の一部では、給紙ローラーを布で直接ふくことができます。

引用元：エプソン公式サイト

つまり、ハガキについている紙粉が給紙ローラーに付着すると、給紙がうまくできなくなるということですね。